2008年 12月 21日
バルセロナ・クリスマス情報 ④ ―うんち人形― |
突然変なタイトルでスミマセン!
いろいろ考えたのですが、他に良いネーミングを思いつかず、やけにストレートな表現に
なってしまいました。。。
前回(クリスマス市篇)も写真を掲載したこのお人形たち、実はスペイン・カタルーニャ地方
(バルセロナがある地方)の伝統的なクリスマス人形なんです。
まずはこの丸太でできた可愛いお人形。
名前は“ティオー・ナダル”(El Tio Nadal)といいます。
Tioはカタルーニャ語で薪、Nadalはクリスマスのことなので、直訳すると「クリスマスの薪」
という意味。
このティオー・ナダルが各家庭に飾られるのは、12月8日の無原罪の御宿りの日。
その日から25日まで、子供たちはティオー・ナダルの世話をします。寒くないように毛布を
かけたり、毎日食べ物(水・パンなど)を与えたりするそう。
そしてクリスマスの日、「うんち出せ、うんち出せ、出さないともっと叩くぞ!」という歌詞の
伝統的な歌を歌いながら、子供たちは棒でティオー・ナダルを叩きます。その後、子供たちの
目を盗んで親がこっそり毛布の中にお菓子を置いておき、子供たちは最後に毛布の中から
たくさんの「うんち=お菓子」を貰うことができるという習慣。
ちょっと不思議な、でも可愛い習わしですね!?
そしてこちらは、“カガネル”(El Caganer)というお人形。
スペイン語で、cagarは排便するという意味の動詞。 直訳すると「うんち人形」という意味に
なります・・・
先月CNNニュースで紹介しているのを見てビックリ仰天したのですが、これもカタルーニャ
地方に18世紀から伝わる風習。ネットで検索したところ、AFP通信のHPに下記のような
説明がありました。
カタルーニャ地方では18世紀からの風習で、クリスマスの時期、自宅に有名人や話題の
人物を模したカガネルを飾る。キリスト降誕を再現した模型にこの人形を隠し、招待客に
探させるのが恒例行事となっている。カガネルは、翌年の豊穣(ほうじょう)、希望、繁栄
の象徴とされる。
日本でも「変わり雛」があるように、スペインにも「変わりカガネル」(?)が数多く出てきます。
今年はこんな顔ぶれ。 (写真は、カテドラル前のクリスマス市で撮影したもの)
まずはスポーツ界から。
各国の有名なスポーツ選手が勢揃い。 バルサの選手も、ナダルもいます。
各国首脳たち。
地球を抱えるブッシュ米国大統領や、サルコジ仏大統領、メルケル独首相・・・ 残念ながら
日本からのお出ましは無いようです。 今年一番の売れ筋は、Yes, we can!のオバマ
次期米国大統領だそう。
そして、スペイン王室の方々も。 ホアン・カルロス国王・ソフィア女王からフェリペ皇太子・
レティシア妃まで・・・ 日本の皇室ではとても考えられない、鷹揚な(?)スペインならではの
習慣ですね!
ちなみにこのお人形、スペインでもカタルーニャ地方にだけ伝わるもので、他のエリアには
無いそうで~す!!
いろいろ考えたのですが、他に良いネーミングを思いつかず、やけにストレートな表現に
なってしまいました。。。
前回(クリスマス市篇)も写真を掲載したこのお人形たち、実はスペイン・カタルーニャ地方
(バルセロナがある地方)の伝統的なクリスマス人形なんです。
まずはこの丸太でできた可愛いお人形。
名前は“ティオー・ナダル”(El Tio Nadal)といいます。
Tioはカタルーニャ語で薪、Nadalはクリスマスのことなので、直訳すると「クリスマスの薪」
という意味。
このティオー・ナダルが各家庭に飾られるのは、12月8日の無原罪の御宿りの日。
その日から25日まで、子供たちはティオー・ナダルの世話をします。寒くないように毛布を
かけたり、毎日食べ物(水・パンなど)を与えたりするそう。
そしてクリスマスの日、「うんち出せ、うんち出せ、出さないともっと叩くぞ!」という歌詞の
伝統的な歌を歌いながら、子供たちは棒でティオー・ナダルを叩きます。その後、子供たちの
目を盗んで親がこっそり毛布の中にお菓子を置いておき、子供たちは最後に毛布の中から
たくさんの「うんち=お菓子」を貰うことができるという習慣。
ちょっと不思議な、でも可愛い習わしですね!?
そしてこちらは、“カガネル”(El Caganer)というお人形。
スペイン語で、cagarは排便するという意味の動詞。 直訳すると「うんち人形」という意味に
なります・・・
先月CNNニュースで紹介しているのを見てビックリ仰天したのですが、これもカタルーニャ
地方に18世紀から伝わる風習。ネットで検索したところ、AFP通信のHPに下記のような
説明がありました。
カタルーニャ地方では18世紀からの風習で、クリスマスの時期、自宅に有名人や話題の
人物を模したカガネルを飾る。キリスト降誕を再現した模型にこの人形を隠し、招待客に
探させるのが恒例行事となっている。カガネルは、翌年の豊穣(ほうじょう)、希望、繁栄
の象徴とされる。
日本でも「変わり雛」があるように、スペインにも「変わりカガネル」(?)が数多く出てきます。
今年はこんな顔ぶれ。 (写真は、カテドラル前のクリスマス市で撮影したもの)
まずはスポーツ界から。
各国の有名なスポーツ選手が勢揃い。 バルサの選手も、ナダルもいます。
各国首脳たち。
地球を抱えるブッシュ米国大統領や、サルコジ仏大統領、メルケル独首相・・・ 残念ながら
日本からのお出ましは無いようです。 今年一番の売れ筋は、Yes, we can!のオバマ
次期米国大統領だそう。
そして、スペイン王室の方々も。 ホアン・カルロス国王・ソフィア女王からフェリペ皇太子・
レティシア妃まで・・・ 日本の皇室ではとても考えられない、鷹揚な(?)スペインならではの
習慣ですね!
ちなみにこのお人形、スペインでもカタルーニャ地方にだけ伝わるもので、他のエリアには
無いそうで~す!!
by churrosy
| 2008-12-21 23:00
| バルセロナ -暮らす